絵空事の切れ端

                        好きなものは好きって言おう

シャワカラ

 ふと思った。そういう概念って世間にあるのかなと。
 風呂カラはよくあるしおれもやるけど、シャワーノズルをマイクに見立ててノリノリで歌う人なんて自分以外にいるのかな、と。でも、それくらいいるよねふつう。お葬式じゃあるまいしシャワー中無言の人なんてあんま想像できないしね。
 手持ち無沙汰というかシャワー中って暇じゃないですか。風呂ほど考え事はできないし、だからよく子供のころから歌とか歌ったりします。というかシャワーだけで済ませる時は毎回やってます。なぜか音響がいい(ように聞こえる)し、高い声もよく通る(ように聞こえる)し、こう自然とノリノリになるわけですよ。例えばその時期にやってるアニメのOPとかEDとかを自分なりに好きに繋げて歌うわけですが、気づいたら体も頭も洗わないまま10分ぐらいシャワーに当たってるだけなんてことがあったり……。どう見ても水道代の無駄でした。気をつけます。


 これを客観視すると全身ずぶ濡れのフルチン男が曇った鏡の前で左手にシャワーノズル、右手でホースをぶん回して身振り手振り足踏みをしながらノリノリで歌ってる事案が発生するんだから相当危ない絵面になるはず。最近やっと気づきました。
 でもたぶんやめません。母や妹に「ちょっと音量下げて」「それなんの曲?」って言われてもやめなかったから大丈夫です。強く生きていきます。


 いやでも絶対同じような経験ある人いると思うんだけどな……。