絵空事の切れ端

                        好きなものは好きって言おう

夢の海

 土曜日にディズニーシーに行ってきたよ。
「もちろん彼女とふたりで行きました! 羨ましい? ねえリア充で羨ましい?」――というのはもちろんなくてですね、ふつうに年齢が1桁のときからずっと繋がりがある幼馴染みたちといきました。でも男女比は同じだからある意味デートといえなくもないかもしれない。でも空気は超平和バスターズみたいなもんです。


 3月以来に会った幼馴染ーズは相変わらず野郎はバカばっか(自分も含む)で女の子はかわいかった。心なしかいつもよりちょっと色っぽい気がした。みんな今日という日を楽しみにしてたらしい。それくらい遊ぶ頻度は減ってたってことか。ただしその日の女性陣の口癖は「23にもなって恥ずかしいからやめて!!」だった。ぼくたちクソ野郎どもがバカみたいにはしゃぎ回ってたからです。ごめんなさい。
 初めてのディズニーシーだったのがおれだけっていう周りのリア充度具合の中、マーメイドラグーンでもアラビアンコーストでもロストリバーデルタでもひとり「SUGEEEEEE」とか「ねえねえあれなにねえ!!?」としか言わないおれ。もはや幼稚園児に還りそうになるおれを突き刺す冷たい目目目。そして吹き込まれるうそ情報の数々。おかげでタワーオブテラーで失神しかけました。
 それからすっっっっっごい寒かった。昼過ぎから雨降ったこともあったんだけど、この寒風吹きすさぶ中ファストパス取ってなかったアトラクション並んでたときの寒さが尋常じゃなかった。特に足の裏がやばくて待ち時間後半はずっとアジリティみたいなことしてた。


 話はいったん戻り、タワーオブテラーは前情報抜きで正直たいしたこたぁねえだろって思ってたんですよ。そんなことはなかったよ。タマヒュンだったよ。最前列だった子どもに「お兄ちゃんだいじょうぶ?」って心配されたよ。ありが幼女。まあ『怖い』って言うよりは『びっくりした』が正しいかな。上がり下がりしすぎなんだよマジで。人間シェイクかよ。てっぺんから見える夜景はキレイだったけど。
 センター・オブ・ジ・アースもスペースマウンテンみたいなの想像してたけどそれ以上だった。このとおり「そんなんでもないでしょ」って思ってからの不意打ちが多かった。シー舐めてた。さすが全国のカップルがこぞってやってくるだけあった。
 夜のショーはクリスマス仕様も相まってキレイで、意外に自分がディズニーのキャラの名前を覚えていたことにもびっくりした。チップとデールがいまだにどっちがどっちかわからないけど。でもって最後におみやげ買って、程よいところで引き上げて帰りました。帰りのバスは早々に眠りに落ちたので着くのがものっそい早く感じた。


 なんというか、こういう繋がりってすごい貴重だなって改めて感じました。
 幸いにも(?)まだこの中で結婚してる人間はいないし、遊ぶ機会はこれからもあるんだろうけど、それでもだんだん減っていくのは明確なわけです。飲むだけならまだしも遊びに行くとなると難しいし、実際お流れになることの方が多かったし。
 だから土曜はすごい楽しみました。相合い傘とかおいしいことも結構あったしね。


 でも、シーはやっぱりカップルで来るところだなと思いました。