絵空事の切れ端

                        好きなものは好きって言おう

岩盤浴とBLEACH

 

 暑いけど暇だし最近バイク動かしてないし土日ずっとゲームしてるのもナンだし……というところに『そんなあなたに岩盤浴』という天啓が降りてきたので比較的近いスパ銭に衝動的に行ってきた。給料入ったばっかだしこの機会に体験してみるのもアリだなと思ったので気持ちは軽やかだった。

 

 サウナと水風呂を繰り返すのが最近のマイブームなので、いい感じに血液循環させながらずっとシャニマスの甜花ちゃんと霧子(それを見守る甘奈&摩美々)の話を妄想をしていた。オチを決めるのは早かったのに過程を膨らませるに四苦八苦して結局まとまらなかった。サウナはまあまあ苦行だけど直後の水風呂が気持ちよすぎてやめらんなくなった。

 

 

 風呂が終わって渡された浴衣に着替えていざ未開の地へ。

 最初に入った部屋は大理石みたいなつるつるな岩盤のフリースペースだった。作法がわからないので周りの人に倣ってバスタオルよりもさらに一回りでかいタオルを敷いて横になり、もしウーバーイーツ圏内に住むとしたら何を頼むかの妄想をしていた。感想としては全身にめぐりズムを貼られたような感覚で、じんわりとかく汗がまったく不快にならない独特の心地よさがあった。マジであったけえ。ここに住みたい。全身コタツ人間。詳しい効能は特に興味なかったので恐らくなんらかのデトックス効果が得られているのだと思い込んだ。

 

 水分補給を挟んで次に入ったのはマグネシウムの岩盤と碁石のような小さい丸石が敷き詰められた岩盤(岩盤……?)に分かれている部屋で前の部屋より温度と湿度が上がりかなりサウナに近かった。碁石の方は埋まっていたのでマグネシウムの方の仕切られたスペースに前回同様タオルを敷いて横になり、スマホをいじろうとしたがあまりの湿度にぶっ壊れそうだったので一旦外のロッカーに預けた。

 感想としてはこっちは汗をかく量が尋常じゃなかった。暑いけど特にそれが不快というわけではなく、例えるならスポーツをした直後に近いかもしれない。しかし部屋を出ようと起き上がったときに浴衣とタオルがありえんくらい濡れていたのは驚いた。なんせその影響はパンツまで及んでいるのだから驚きもひとしおだった。前の部屋と全然違うじゃねえか。もしかして浴衣はノーパンが正しい作法だったのか……? 今でも答えはわからない。効能もよくわからないけど体は軽くなったし健康にはいい気がした。

 

 

 他には体温を限りなく自然に下げる部屋とアロマが焚いてあるリラックス部屋と山々が一望できるゾーンに行ったけど割愛。いずれも小休止用の部屋だった。

 体もポカポカしたところで、岩盤浴料金を払った人しか入れない漫喫スペースでずっと読み返したいと思っていたBLEACHを読んでいた。

 時間が遅かったので空座町編までしか読めなかったけど、やっぱり今読んでもおもしろかった。蒼火墜の口上を暗唱できるまで練習した中学生時代を思い出した。好きな斬魄刀は花天狂骨。好きな卍解は千本桜景厳です。

 

 

 

 少なくともBLEACH全巻読み直すまでは定期的に通おうと思った岩盤浴だった。おわり。