絵空事の切れ端

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【ORASシーズン17】身代わりヘラクロスと不意打ちゲンガー【1946】

 ポケモンORASリーグ・シーズン17お疲れさまでした。絵空です。

 今期は第6世代最後のレーティングバトルだったので、常に成績が振るわないレートで終わっていた私でしたが、いつもよりだいぶ気合を入れて試行錯誤を重ね目標だったレート1900を達成し、自己最高レートを1861から1946と大きく更新することができました!

 

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 最後のシーズンということで気合が入っているのは周りも同じという環境の中、自分にとってレート1900の壁は分厚いものだったので本当に嬉しかったです。初めてレート2000台の方ともマッチングできましたし、最後まで気持ちの良い対戦ができました。マッチングした方々、対戦ありがとうございました!

 

 その記念といってはなんですが、憧れのレート1900台に導いてくれたパーティを紹介したいと思います。なにを使おうか迷った結果、かねてから使ってみたかったメガヘラクロスを使用したパーティーになります。コンセプトは身代わりヘラクロスをいかに通していくか、ということに重石を置きました。

 

◯個体解説

 

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ヘラクロス@ナイト 陽気/根性→スキルリンク

 メガ前実数値:157(12)-177(252)-97(12)-xx-116(4)-147(228)

 メガ後実数値:157-237-137-xx-126-136

 技:ミサイル針/ロックブラスト/インファイト/身代わり

 H-B:A177メガガルーラの捨て身タックル確定耐え

 A:ぶっぱ

 S:メガ前最速81族抜き

 

 頼りになる身代わりヘラクロス。最初は意地HAのフルアタ個体を使用していたが、HPを削られた状態でも遅いガルーラにワンチャン残すため速い個体に変えたらこれが功を奏した。また初手バシャーモ対面はこちらの方が速いため身代わりという安定択を取ることができる。身代わりが残せたらそのまま突破まであるので非常に強かった。胞子から入るキノガッサや守るから入るオニゴーリも同様に潰すことができる。

 有利対面や耐久型には積極的に身代わりすると、後投げされたファイアローウルガモスなどを幾度も返り討ちにしていった。後述するクレセリアボルトロスで麻痺を入れたあとに身代わりを残す立ち回りもできるのも強味のひとつ。ただギルガルドに出てこられるとかなり辛いので地震の採用も考えたが、ガルーラを殺すためのインファイトも切れなかったのでフォローは周りに任せることにした。ただB特化のポリゴン2がインファイトを耐えてきたのは正直びっくりした。あのオマル硬すぎでは……?

 技はコンセプトの身代わり、耐久殺しのミサイル針とその補完にロクブラまでは確定。インファイト地震やタネマシンガンと選択肢だと思う。

 

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クレセリアゴツゴツメット 図太い/浮遊

 実数値:227(252)-xx-188(248)-92-151(4)-106(4)

 技:サイコキネシス/電磁波/月の光/三日月の舞

 HBぶっぱ余りDとS

 ※B30C25の妥協個体

 

 ヘラクロスのお供にはやっぱり外せない耐久お化け。初手ヘラクロス以外のガルーラ対面への引き先。主な役割はヘラクロスが上さえ取れば勝てる可能性がある、リザードンボーマンダなどに電磁波を入れること。みかまいはおまけ程度に考えていたが結構バカにできない魅力がある。状況に応じて回復させるポケモンを選び、勝ち筋を掴んだことも何度もあった。ただスイクンニンフィアウルガモスなどの起点になってしまうので選出する際はそのあたりのケアは忘れないように立ち回った。攻撃技は削り意識のサイコキネシス一択。

 

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ヒードラン@突撃チョッキ 控え目/貰い火

 実数値:189(180)-xx-127(4)-200(252)-132(44)-101(28)

 技:マグマストーム/ラスターカノン/大地の力/原始の力

 H-B:鉢巻ファイアローブレイブバード2発耐え

    A特化ギルガルドの聖なる剣→影打ち超高乱数耐え

 H-D:C特化ウルガモスのC1段階上昇めざ地確定耐え

    C222メガゲンガーシャドーボール→気合球確定耐え

    眼鏡ニンフィアハイパーボイス乱数8発

 C:ぶっぱ

 S:余り

 

 ヘラクロスが逆立ちしても勝てないファイアローギルガルドをはじめ、ニンフィアサーナイトなどの特殊フェアリー、ウルガモスリザードンY等の特殊炎への駒。最初は後続に負担をかけていく眼鏡で使用していたが後述のガブリアスもこだわり持ちであることに加え、撃ち分けできないのが不便だったのでチョッキにしたらものすごい使い勝手がよくなった。

 チョッキにすることで役割対象への後投げの回数も増やせて、ヘラクロスの初手ゲンガー対面への引き先としても重宝した。それでも滅び型や素催眠なども一定数いるので、必ずゲンガーに勝てるわけではないのが悩みどころだった。最低限ゲンガーと1:1取れればいいので道連れに対してはマグマストームを撃ってスリップダメージワンチャンを狙っていった。ラスターカノンを撃つとこだわり持ちだと思ってくれる相手も多く、そのまま居座ってきた耐久型に対してマグマストームを撃ちこむのが快感だった。しかしマグマストームは当たらないものなので、それが負けに直結したこともあった。

 大地の力は対ミラー。原子の力はファイアローウルガモスへの打点として。

 

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ボルトロス@オボンのみ 臆病/いたずらごころ

 実数値:184(252)-xx-90-145-101(4)-179(252)

 技:10万ボルト/めざめるパワー氷/電磁波/悪巧み

 HSぶっぱ余りD

 ※H27のめざ氷妥協個体

 

 こちらのパーティーに出てきやすいスイクンマリルリ、ピン刺しグライオンへの駒。見せ合いでファイアローボーマンダ、ゲンガーへの牽制にもなる。主な役割はやはり積極的に麻痺を入れていくこと。クレセリアと違って自身も積みエースとなれるのがボルトロスの強味。麻痺を入れさえすれば最低限の仕事はするのでやはりこのおっさんの汎用性の高さは尋常ではなかった。実際ボルト式猫騙しには何度も助けられた。

 ボーマンダへの繰り出し回数を増やすために図太い個体も考えたが、せっかく悪巧み積んでもガブリアスランドロスに上を取られるのが嫌だったので臆病とした。ここまでHに振れば強化アイテムなしのゲッコウガの冷凍ビームくらいは耐えてくれるので安定した削りもできる。技は一致技の10万ボルトと補完のめざ氷で確定。

 

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ガブリアス@こだわりスカーフ 意地っ張り/鮫肌

 実数値:183-200(252)-116(4)-xx-105-154(252)

 技:逆鱗/地震ストーンエッジ/寝言

 ASぶっぱ余りB

 

 電気の一貫を切り、メガゲンガーゲッコウガを上から叩くため終盤の掃除役として採用。1積みのリザードンウルガモスへのストッパーとしても大変重宝した。竜技の通りがいい相手には積極的に出していたが、スカガブの使い方が下手クソだったためあまり活躍させてあげられなかったのが正直なところ。というかこちらのパーティーに電気タイプを投げられることがあまりなかった。いつになったらこだわりガブに慣れるのか。

 技は一致技の逆鱗と地震は確定。浮いてるやつへの岩技はストーンエッジを採用したが、岩4倍勢は確定数変わらないので命中率や怯みも考慮すると岩雪崩の方がよかったかもしれない。最後の枠は悩んだ結果最低限の催眠対策に寝言としたが、あまり使わなかったので炎の牙もありだと思った。

 

 

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>ゲンガー@気合の襷 無邪気/浮遊

 実数値:135-84(4)-80-182(252)-85-178(252)

 技:シャドーボール/ヘドロ爆弾/凍える風/不意打ち

 A-C:H167ギルガルドをSF時のシャドーボール→BF時の不意打ちで確定で落とす

    H167メガゲンガーシャドーボール→不意打ちで確定で落とす

 CSぶっぱ余りA

 

 元々この枠は対ゲンガーとギルガルド対策に噛み砕くと不意打ちを採用したメガガルーラを使っていたが裏にヘラクロスが刺さっていた場合、ヘラクロスとの同時選出ができない上に元々重かったボーマンダマリルリがさらに重くなっただけだったので非常に迷走していた。理想として、

 ・(メガ)ゲンガー&ギルガルドに安定して勝てる

 ・ボーマンダより速くかつ有効打がある

 ・メガ枠を消費しない

 ・腹太鼓したマリルリのストッパーになれる

 上記の条件を満たすポケモンを探していた。そんなポケモンいるか?と思って探して見つけたのがこの不意打ち搭載の襷ゲンガーだった。迷走の末にレート1900まで導いてくれたのがこのポケモンであり、間違いなくパーティーのMVPだった。

 基本初手で投げてゲンガー同士の対面を狙っていく。不意打ちはあまり考慮されないのか記憶の限りゲンガー対面で負けたことはない。最近のメガゲンガーはSを削っている個体も少なくないので先制シャドボでそのまま落とすことも何度もあった。

 初手ボーマンダとの対面も凍える風が安定する。悠長な竜舞を許さずSを上げることもないので交代するまでいたぶることができる。また凍える風によるS操作がヘラクロスの身代わりとのシナジーもあるのでだいぶ重宝した。ヘドロ爆弾もマリルリを確実に仕留めるため外せない。最終的にこの技構成がかっちりハマっていてよかった。

 

◯相手にして辛かったポケモン

マリルリ

 ヘラクロスのタネガンを切った弊害。こいつが一番キツイ。ステロ展開から腹太鼓されたらGAME OVER。マリルリの囲いを見てボルトロスとゲンガーをいかにうまく運用するかがポイントとなる。

 

サザンドラ

 大地の力持ちが本当に無理。1体捨てる覚悟でSを下げてヘラクロスの起点にするしかない。

 

ドリュウズ

 砂状態で剣舞された日には誰も受からない。

 

>スカーフバンギラス

 ヘラクロスをつばめがえしで殺された時の絶望感が半端無かった。

 

ギルガルド

 これだけ対策しても辛いものは辛い。特に毒ガルドの起点になりやすいので注意。

 

スイクン

 不利対面で瞑想積まれるとボルトの受けだしもやりづらくて困る。

 

マンムー

 数は減ったが安定した引き先がクレセリアしかいない。

 

 

◯最後に

 ポケモンのモチベが保てたままラストシーズンに臨めてよかったです。自分以外全員ポケモンのプロだと思って1戦1戦やっていたので、甘えたプレイングで痛い目を見たことも散々ありました。しかしガチ勢の嵐に揉まれてまた強くなった部分もあるので、いつもより楽しくポケモンができていたと思います。

 第7世代はどんな環境になるか未知数ですが、可能な限り続けていきたいのでいつかまたマッチングしたらよろしくお願いします。重ねて、シーズン17で対戦してくださった皆さんありがとうございました!