絵空事の切れ端

                        好きなものは好きって言おう

スポーツの秋

 というやつで、世間では運動会シーズンのためすごい暇だったんですよ。だらだらできるわけじゃないですけど、土曜日にしては本当に暇すぎるほど暇だった。眠かったのも相まって、ある意味ハードな日でした。
 運動会と言えばリレーの選手に選ばれたくて、近くの公園で走りこみとかよくやってたんだけど結局他に早い子がいて選ばれなかったという苦い思い出があります。たぶん瞬足を持ってなかったからです。それはさておき、あの小学生特有の「リレー」という言葉に対するワクワク感はなんなんでしょうね。体育の授業とかでもよく男女対抗リレーだとか、班別対抗リレーとかやったけど、みんなやる気が半端じゃなかったからね。


 中学のときはボックスリレーという種目があって、簡単に言うとバトン代わりに少年ジャンプくらいの大きさの箱をひとりひとりが持って、走者が変わるごとにその箱も増えていくって寸法の競技なんですよ。アンカーまでいくと「アコーディオンでも抱えてんの?」ってくらいになります。言うまでもなくバトンよりも受け渡しが難しく、かつそれを抱えながら走るため運動神経が問われる競技です。にもかかわらず走ってる途中にボックスを落とす人は毎年必ずいます。まあこれがやってみると結構しんどいんです。終盤なんか前見えてない子もいるくらいですからね。そして落とす人の9割は女子なんですよ。おとなしそうだったり、責任感の強い子だったらその場で泣き崩れちゃう人もいて、まあ数々のドラマを今でも生み出し続けているであろう印象深い競技でした。
 ちなみに走る順番は女子→男子→女子……となるので終盤の方になると受け渡しのためにえらく密着しなければいけない競技でもありました。汗をたらしながら息を切らした女の子が間近に来たら、そりゃドキドキしましたとも。うん。


 というわけで運動会の思い出をちょっと思い出して書いてみました。
 一週間連続更新できた達成感に浸りながら寝たいと思います。