イカとキンプラで終わった夏(5,6月の本の感想)
日々の業務お疲れさまです。8月が今日で終わることが信じられない絵空です。
前回の更新から約3ヶ月も空いてしまっていて隔月更新とはなんだったのかと思いつつ、8月まだ終わってないからセーフと言い訳を並べてみます。
この夏はずっとスプラトゥーン2やってましたねえ……。
現時点でエリアA、ヤグラS、ホコA+程度の腕前ですがほぼ毎日ちょろちょろとプレイしています。メインはスシコラでたまにスクイックリン使ってます。 スシコラの安定感はシリーズ続いても抜群で、やはり使い勝手の良さがやみつきです。癖がないブキってやっぱ強い。
しかし自分でも意外なところなんですが、スクイックリンが前作よりかなり使いやすくなっていてびっくりしました。ガバエイムの自分でもここまで当てられると感動しました。というか確実に前作より当てやすくなってますよね。チャージャーというよりは確1シューターとしての側面が強く、あまりチャージャーを使っている気分になりません。ガチマッチでの立ち回りを覚えて早く使い物にしたいところです。いやー、あの撃ち抜いた音、くせになります。
それからキンプラを8月だけで4回みました。ほぼ週一ペースで自分でもびっくりしました。通常、応援、4DX、舞台挨拶(男子祭)となんかもう気づいたらあらゆる上映を無意識に網羅していて笑います。けどそれくらい『KING OF PRISM-PRIDE the HERO-』は素晴らしい作品でした。
応援上映ってほぼ初めてだったんですけど、意外と声張るし、キンブレは振りっぱなしだし、ほぼライブじゃんってくらいの体力を消費したし、同時に物語への没入感も半端なかったです。程度はあれど各自自由にヤジを飛ばせる映画鑑賞って、他にない体験だと思う。
小話を挟んだところで5,6月分の本の感想です。お気にをピックアップ形式でお送りします。
前作『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の結末があまり好きでなかったので新作は見送っていたのですが、アニメがおもしろかったので手を出したらあっという間に最新刊まで読んでしまいました。読み進めていくとメインヒロインの紗霧を差し置いてエルフやムラマサ先輩などのサブヒロインのキャラを立て、これでもかと魅力を増していったのち「もう紗霧いらなくない?」と思わせたところへこういう幼少期の重要なエピソードをぶっ込んでくるのでやはり伏見作品は油断なりません。ふつうにいい話だし好きです。紗霧、お前がナンバーワンだ。
前倒しのプロポーズも果たしたところで、この兄妹の行く末が最後まで気になりました。くそ、結局また作者の手のひらの上で踊らされてしまうのか。悔しい!
晴れて伊月と那由多が恋人同士となり途中まで「させっくす!!」とかしょうもないことをやっていたのに、気づいたら作家ゆえの苦悩からその生き様までを見せされて感情を揺さぶられてしまいました。こういう話は熱いしズルいし、なにより温度差がありすぎるだろ。
しかしこうして二人の仲が強固となっていく一方で、千尋の今後の扱いが気になるところではありますね。タイトルどおりなら不穏な流れになりそうですが、この作風でそういうものが求められているとはあまり思わないなあ。
同じ革命軍の同士であり、皇帝ヴラドレンの暗殺を企むジェミニと対立したルカ。遠からぬうちに滅びる国に見切りをつけたヴラドレンを伴い、革命軍を脱出することに。こうしてルカ、ジェミニ、ファニアの三すくみができあがり。
いまいち人間味の薄かったジェミニのむき出しの本性が露わとなり、こういう形で袂を分かつとは思っていなかったので驚きました。ロマンス溢れる作品だなあと思っていたところにこれだったので、この行く末も気になるところ。アステルの揺れる恋心もどうなってしまうのか……。
かりゆしブルー・ブルー 空と神様の八月 (角川スニーカー文庫)
- 作者: カミツキレイニー,白狼
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設定と絵が先にあって、それを踏まえた上で小説を書くという企画だった青春沖縄ファンタジー。 いなり寿司以外を食べると吐く呪いを受けた春秋が、沖縄に住む花人と呼ばれる怪異の専門家のもとを訪ね、その後継者である少女・空と解決に臨むお話。
沖縄の情景や風土もありあり伝わってくるし、過去の縁を断ち切る選択をした春秋の決意もいいものだった。夏の雰囲気にぴったりなボーイミーツガール(夏は今日で終わる)。
この作品は仕掛けが本当におもしろいし、クラスルーム特有の『空気』の流れやひりつき方がとてもリアルなのが没入感をさらに高めていると思う。自分もこのクラスの一員のような視点があるよね。
前回の『キャラクター』と『プレイヤー』でぶつかった友崎と葵の会話も、スリルがありながら師弟の関係は続いたままだし、葵の無茶振りについていくどころか、予想外の切り返しを見せるよな友崎にはレベルが上がったなと思わざるを得ない。にしても、空気を操って敵意を向けるギャル(紺野)こええ……。
冴えない彼女の育てかた Girls Side 3 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 丸戸史明
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 富士見書房
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優勝。加藤さん、優勝。
12巻のヒロイン視点を描くものなのですが「なんでこれナンバリングしてないの!?」って思うくらいには加藤さんのホンネの破壊力が高かった。普段サイドストーリーの方はあまり手を出さないんですが、これだけは評判がやたらよくて読んだらその意味がわかりましたね……。冴えカノここまで付き合った人なら読んで絶対損はないと思いますよ。
宝石吐きのおんなのこ(6)~旅立ちを告げる手紙~ (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)
- 作者: なみあと,景
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久しぶりの新刊。クリューが保護者兼雇い主兼想い人であるスプートニクのもとを離れ、宝石職人の学校へ体験学習するために舞台は別の街へ。
かわいい我が子不在で調子が狂うスプートニクもニヤニヤできるし、新天地でおろおろしつつも相変わらずマイペースなクリューの視点も楽しい。離れたからこそわかる感情や思いが、これでもかと溢れてきてよかったです。淋しがり屋なのはお互い様のようですね。
波乱の新章もまだ序章も序章ですが、クリューが今後どういう出会いを果たすのかとか、スプートニクはちゃんと体験学習の間我慢することができるのかとか、楽しみなことがありすぎてまだ目が離せません。